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「若葉が丘だよりと、9月のボランティア予定」

 

9月2日(月)

暑い夏が過ぎ去ったと思いきや、まだ残暑が厳しくもあり、

日焼けの跡を見るたび夏が過ぎ去ることに一抹の寂しさを感じる今日この頃、

皆様いかがお過ごしですか? 広報委員長佐藤です。

 

先月お伝えした通り、無事に広報誌「若葉が丘だより 長月号」が完成し、

皆様のお手元へ随時配布させていただいております。

ちなみにホームページにも近々掲載されますので、お楽しみに。

 

広報誌表紙の2F介護主任のやる気のご挨拶が

原稿依頼の文字をはるかに超えたため、泣く泣くカットしなくてはならなくなり、

ブログに載せることにいたしました。

 

以下、広報誌「若葉が丘だより 長月号」

ご挨拶 ~ 和顔愛語 ~ 先意承門 ~

全文を掲載いたします。

 

 

令和初の夏は立秋とは名ばかりの酷暑でありましたが、

ようやく残暑も和らぎ、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

 

元号も変わり改めて日本の文化や言葉、文字が持つ日本の美しさや奥深さに、

そして命脈を代々繋いできた先人たちに敬慕した方も多いのではないでしょうか。

日本に限らず古くから文字や言葉によって

数々の伝記や物語などが残されています。

その中でもやはり日本語は、一つ一つに感情と思いが上乗せされ、

その文字の意味となり、世界屈指な所以なのだと思います。

なにより受け継がれてきた長い歴史があります。

その証拠に、笑顔や、言葉を大事にする文化は

幕末や明冶の初めに来日した欧米人の残した記録の数々からも知られています。

日本人としては当たり前な習慣や風習が写実的に書き記され、

特に感銘を受けたのが言葉の美しさと微笑みだそうです。

さて、ここで紹介させて頂きたい言葉があります。

読めば意味が伝わるような、しかし継続するにはなかなか難しい言葉です。

皆様は、川端康成の「美しい日本の私」の中にも出てくる

和顔愛語(わげんあいご)という言葉を知っているでしょうか?

元は大無量寿経にある仏教用語で

穏やかな笑顔と思いやりのある話し方で人に接するという事です。

誰でも財が無くとも出来る七通りの布施に通ずるとして

無財の七施の一つとして位置づけられ、仏道修行(布施行)なのです。

とはいうもものの、

気分が悪い時や機嫌が悪い時はなかなか笑顔になれないものです。

ましてや、愛情を感じていない相手に、

思いやりのある優しい言葉をかけるのも抵抗があるものです。

 

そこで大切なのが、

先意承門(せんいじょうもん)というもう一つの言葉です。

相手の事を先に考えて与える事という意味です。

笑顔になってほしいのならば、

まずは相手に笑顔を見せること。

優しい言葉をかけてほしいのならば、

まずは相手に優しい言葉をかけてあげること。

自分から先に相手の気持ちを重んじて、

相手の幸せを考えるという教えです。

私たちが穏やかに生きるためには、

みんなが慈悲の心を持つことが大切なのです。

結局は思いやりと気づかされます。

 

これからも、和顔愛語、先意承門を忘れずに

よりいっそう精進して行きたいと思っておりますので、

何卒よろしくお願い申しあげます。

 

最期に、和顔愛語を行って、他人によく思われたいと思ったならば、

それは布施ではないそうです。

 

う~む、難しい・・・・・。 日々修行です。

2F介護主任 薮下修士

 

ボランティア予定1009

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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